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令和4年6月3日お知らせアトゥール・カレ国際連合事務次長 来宮のご報告

石清水八幡宮は創建以来1160年の永きに亘り、国家鎮護の社として篤く崇敬され、特に国難に際しては朝廷より奉幣が行われ、いつの時代においても八幡大神様に世の平安が祈念されてきました。

現在も世界はコロナ禍と戦争という疫病と災禍に見舞われ、まさに混迷の最中にあります。そのような時勢に、国連平和維持活動(PKO)の運用全般を統括する国連オペレーション支援担当のアトゥール・カレ国連事務次長が、令和4年5月21日午前11時30分、石清水八幡宮に初めて来宮され御神前にて〝世界平和の祈り″を熱心に捧げられました。

静謐な雰囲気の中、祈りが終わり、田中恆清宮司から八幡大神様の御神威が込められた邪を破り世の中を正しい道へ導くと伝わる「八幡御神矢」が恭しく授けられました。

この度アトゥール・カレ国連事務次長は、5月中旬に政府要人との会談を始め、国会での講演、意見交換会を行う為来日されました。常に国際平和の為にご尽力してこられたインド出身のカレ国連事務次長が、神道と仏教の和合の聖地とされる石清水八幡宮にて、宗教や宗派を越え世界平和を祈られましたことは、当宮の永い歴史においても後世に伝えていくべきご参拝であったと言えましょう。

当日は元国際連合事務総長特別代表の山本忠通氏も共に来宮され、八幡市からは堀口文明市長もお出迎えに訪れ、カレ国連事務次長と親交を深められました。

その後、田中恆清宮司との対談が社務所にて行われ、カレ国連事務次長は「戦争は人々の心から始まり、心が平和でない限り世界平和は訪れない。心を穏やかにする宗教家の役割は非常に大事です。」と述べられ、これからの国際社会においても日本人の信仰の源である神道や神社の果たすべき役割の大きさに期待が寄せられました。

 

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