9月14日 | |
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18時 | 外殿渡御祭(げでんとぎょさい) 御本殿の門扉を全て閉ざし、三座の御神霊を奥の神座(内殿)から前の神座(外殿)にお遷しする秘儀。 |
9月15日 | |
2時 | 神幸の儀 宮司以下参進 |
3時頃 |
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同 刻 | 上卿(しょうけい)以下参進〔頓宮斎館〕 山上の行列が出発する頃、上卿(勅使)は参議(さんぎ)以下の供奉員(ぐぶいん)を率いて頓宮斎館を出発、一ノ鳥居を経て祓幄(はらいあく)に入り、厳重な修祓(中臣祓という特別な祝詞を奉読して行う祓いの儀)を受けた後、礼堂(らいどう)に入ります。 |
上卿「式(しき)」を閲読〔礼堂〕
御鳳輦の到着を待つ間、上卿は外記(げき)が進める「式」(祭典の内容を記した巻物)を読んで 式次第を確認します。 |
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3時40分頃 |
絹屋殿著御の儀(きぬやでんちゃくぎょのぎ) 行列が絹屋殿(4本の掘立柱に支えられた臨時の建物、四方に白絹を張り廻らしているのでこの名がある)に到着すると里神楽奉奏・神職拝礼・太平楽奉奏があり、手水を了えた勅使以下が御神霊を奉迎します。これ以後を官祭と称して夕刻の奉送まで公の祭儀とみなされます。 なお石清水祭が雨儀となった場合は、この絹屋殿著御の儀が 省略されます。 |
4時15分頃 |
御鳳輦頓宮殿に入御 |
5時30分 | 奉幣の儀(ほうべいのぎ) 修祓 上卿以下著座 内蔵寮の史生著床(くらりょうのししょうちゃくしょう) 御幣物(ごへいもつ/天皇陛下の御奉納品)を納めた唐櫃(からひつ)が2名の白丁(はくちょう)に奉舁(ほうよ)されて斎庭に参進、その後から内蔵寮史生(くらりょうのししょう)が続きます。 搴簾(けんれん) 2名の神職が御神前の御簾(みす)を巻き上げます。いわゆる御開扉に相当します。 |
献饌(けんせん) 御神饌を献ります。本祭の神饌は当宮に古来伝承されてきた特殊神饌で、御飯(おんいい)・焼鳥・兎餅(ぶと)などの熟饌(じゅくせん/火を通したもの)と鮭・葡萄・茄子等の生饌(せいせん/火を通さないもの)と供花(きょうか)の3種に大別されます。各々古規に従って切り揃えられ、盛り方にも定めがあり、それらの中には、鶏冠菜(とさかのり)・三島海苔(みしまのり)・海松(みる)・山葵(わさび)・河骨(こうぼね)・榧実(かやのみ)・金海鼠(きんこ)など珍しい品々も含まれています。有名な供花は、四季を表した和紙造りの伝統工芸品(毎年新調される)で、古来は皇室からの特別なお供えでした。 宮司祝詞奏上 |
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勅楽奉奏(ちょくがくほうそう) 第112代霊元天皇が雅楽器(鳳笙(ほうしょう)・篳篥(しちりき・龍笛(りゅうてき)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)を奉納された故事に因み、その中の三管を楽人に授け、颯踏(さっとう)・賀殿急(かてんのきゅう)・蘭陵王(らんりょうおう)・長慶子(ちょうけいし)の4曲を奉奏します。 撤饌(てっせん) |
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8時頃 | 放生(ほうじょう)行事 宇佐宮の放生会に倣って貞観5年に始まるといわれます。「最勝王経・長者子流水品」に因んで生類の殺生を慎み、捕らわれた魚鳥を山川に解き放つ善行が尊ばれて多くの人々が奉仕します。なお、放生川に架かる安居橋(あんごばし/通称・太鼓橋)においては、胡蝶の舞が奉納されます。 修祓 |
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10時 | 舞楽奉納 |
13時 | 演武奉納 |
16時30分 | 高良社に夕御饌(ゆうみけ)奉献 修祓 |
17時 | 還幸の儀(かんこうのぎ)
上卿以下著座 |
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18時30分頃 |
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20時頃 | 御鳳輦御本殿に著御(ちゃくぎょ) |
9月16日 | |
後朝祭(こうちょうさい) 諸儀が無事斎行されたことを報謝します。 |